

ご来場有難うございました

琴庄神楽団、大塚神楽団による引き締まった舞台。
4つの鬼女物語の、それぞれのドラマチックを堪能していただきました。
神楽を観ていると、時間のたつのが早いことっ!
更に、舞台の転換スタッフの協力参加者もあり、幕間も早い早いっ。
表も裏も様々なプロフェッショナルに触れ、刺激的な一日でした





(共に主催者より掲載了承有)。


この春の「十二神祇神楽大会」を結んでいきます。
この大会は、来年以降開催日程が変更されるかもしれません。
引き続きご注目ください。
では!初めて拝見しました、降居(おりい)です。
~第五幕 坂原神楽団 降居~
〇降居について〇
この舞は、神降しの舞であると師匠より聞いていますが、詳細は不明です。降居とは、神の降臨を意味し、通常は降居のことをオリと言っています。言い立て帳には「ヲリ」と書いてあります。(パンフより)
緩急とメリハリある舞。
縁起の良い歌で舞われます。
厳かな儀式舞というのは良くわかりますが、詳細が不明ということで想像力全開で拝見しました。
またひとつ、自分の中で神秘の舞が増えました。









2019,06,23 Sun 21:50


長い雨宿りのおかげで濡れずにすみました。
傘を持っていても、あの強い雨では差せませんね。。。
ゲリラ豪雨という新語が生まれて、もう10年以上。
夏の過ごし方がこんなに変わるなんて思っていなかったな。




十二神祇の大会では必ず見たい舞、すす掃きです。
~第二幕 金山神楽保存会 すす掃き~
〇金山神楽保存会(岩国市美和町)〇
江戸時代末期に生見八幡宮で舞い始めたと伝わります。
最初は、周防神楽(神舞)と同様の舞が行われていましたが。
明治時代に広島から安芸十二神祇神楽。
大正時代に島根から石見神楽を伝承。
7年に一度の式年祭で行われる「山の神又は天台将軍」は特殊な神楽で、現在も神主の元、神社以外の場所で舞うことは禁止されています。(パンフから抜粋)
神楽奉納に際し、神殿を掃き清める舞。
天孫降臨の道案内神話から猿田彦さんの舞です。
猿田彦さんが力強くユーモラスに、四方・中央をキレイキレイにするのです。
何と言いましても神様をお迎えするのですから、それはもう、細かい所まで行き届いております。
準備万端整えると、最後は喜び舞で結ばれます。
とっても好きなんですよ、すす掃き








~第4幕 特別出演 原亥の子舞子連中 幣舞~
〇原亥の子舞子連中〇
起源については定かではありませんが、古事などから、慶長の中頃からこの地方で行われたものと思われます。
祭神は亥の子大明神と称します。
これに付属する子供神楽が亥の子舞です。
原の伊勢神社の神楽を子供用に優しく各地区におろしたもので、十二神祇の古式舞です。
幣舞は、大夫が幣と鈴をもって4人で舞い舞殿に神様をお迎えします。
神楽のあらゆる舞法が取り入れられており、神楽の基本的な性格を持つ舞です。
(パンフから抜粋)
十二神祇の色彩をまとい落ち着いた様子で息を合わせ、軽やかに舞う幣舞。
『良く舞うね~』と会場から声があがるほど、神楽が体に沁み込んでいるように舞われました。
「原の子は、小さいころから自然に神楽に馴染みながら育っていく」とお話されます










大江謙互さん(年長)、沖村太陽さん(年長)。※学年は舞われた時のもの。
2019,06,22 Sat 20:22


逆転負けで、明るい話題も見つからないなー。
交流戦への苦手意識、復活。
残り3試合、しっかり応援しよっ



頭が大きく見えるのは、体の毛を剃っているから。


今年は伊勢神社神楽団の地元となる、廿日市市の原で開かれました。
毎回、目から鱗がぽろぽろと零れ落ちる貴重な公演です。
例えば、天蓋。
その形や、天蓋の紙垂(と言って良いのかな?)に記される神様の名は。
どの系統の神楽を継承されているかで異なります。
天蓋は、ひとつの証になるのですね。
知識のある方がご覧になると、天蓋を見ただけで神楽の流れや地図が出来るものなのでしょう。


又、何と言いましても、この度は将軍舞を2団体が舞われる!という大胆な公演でもありました。
会場に入った際、天蓋用の骨組みが鉄筋の頑丈なもので不思議でしたが、将軍舞を見て納得。
美和町の東谷神楽保存会の「弓彌将軍」。
地元原地区、伊勢神社神楽団の「天臺(てんだい)将軍」。
但しこの将軍舞については。
様々な考えをもとに、撮影が禁止されていましたのでご紹介は控えます。
そして、秘める将軍舞を舞台で舞われる決断にはいろんな覚悟が伴ったと想像します。
同じ将軍舞と言っても。
今回の2団体だけでも舞い方がかなり異なりました。
しかし綿々とした舞に、徐々に将軍さんの顔が紅潮していく様子には快感を覚えます。
又、将軍を舞われる方の、禊のしきたりが今に引き継がれ。
目に見える舞い方や形だけでなく、先人たちの宿志を受け継がれている姿は胸が熱くなりました。
この度は時間の制約もあり、一部しか舞われていませんから。
将軍舞の一通りを拝見できる日を、探したいと思います。
というようなことで、写真を撮らせて頂いた4演目をご紹介してまいります。
今夜は、幕開けの神降しです。
~第一幕 伊勢神社神楽団 神降し~
天臺将軍があることから、伊勢神社神楽団が神降しを舞われました。
この神降しでは、将軍を舞って良いかどうか、米を使って御くじで占われます。



伊勢神社神楽団の皆さんは、今週末23(日)に開かれる『第10回 泥落とし神楽の祭典』に出演されます。
「すすはき」「恵比寿」を舞われますよ。

2019,06,21 Fri 23:04


ホトトギスが元気にさえずっています。
今年も無事に渡ってきてくれたんだな、とほっこりします。
が。
ホトトギスは夜によく鳴くので、度々起こされてしまう。。。
『キョッキョッ キョキョキョキョ』
と鳴くホトトギスは、聞きなしも沢山あります。
「特許許可局(トッキョ・キョカキョク)」。
「テッペンカケタカ」※歌会で一番になれるような歌が書けたか
などなど、昔から日本人の想像力を掻き立てる初夏の鳥であったようです。
しかし。
こうやって毎年声を聴けるのが嬉しい反面。
子育て嫌いのホトトギス。
ウグイスの巣に托卵し、ヒナを育ててもらいます。
今年も、毎日おむすび山でさえずっている、ウグイスの巣がターゲット。
ホトトギスの大きなヒナに、せっせと餌を運ぶ小さなウグイスの夫婦。
なんちゅー複雑な、自然の営みなのでしょう。。。。




浜田市の観光PR イベント。
いい汗をかきました~。
浜田藩開府から400年の節目を迎えた浜田。
お殿様がひとり入られると、土地が開け城下町が誕生して、どれだけ潤うか!を初めて知りました。
そして、天守閣から眺める日本海は、素晴らしく美しかっただろうな~と想像してみる。
今度浜田に帰ったら、城山にあがってみようと思います。
又、今年の花火大会は8月3日(土)です。
ここでは、400年の時の流れを、花火で表現する企画があるそうです。
昔懐かしい花火も見られるかもしれません。
良い思い出になりそうですね。
ところで昨日は、400年祭のイベント案内と石見の夜神楽などおすすめ情報を盛り沢山でご紹介した後。
“浜田・クイズ大会”を開催して、とても盛り上がりました。
今回複数人クイズを用意し、ユニークな問題も多く。
出題しながら噴き出してしまうものもありました

15問中、5問ピックアップしてみたのでトライしてみてちょ。
もちろん!全問正解でしょう

(正解は一番下です)
①慶応2年まで浜田にはお城がありました。
そして西隣に位置する長州藩の抑として重要な役目を担っていました。
では、浜田城は、別名なんというでしょう。
1 亀山城 2 鯉城 3 白鷺城
②浜田では週末神楽公演「浜田の夜神楽」を4月から3月まで開催しています。会場となる神社の通称は?
1 三宮神社 2 四宮神社 3 孫悟空神社
③江戸時代に開湯し150年の歴史を持つ美又温泉は、何の湯と呼ばれているでしょうか。
1 イケメン・マッチョの湯 2 美人・美肌の湯 3 蒼井優
④浜田で水揚げされるのどぐろは、脂がのっていて大変美味しく人気があります。のどぐろはなぜ、のどぐろというのでしょう?
1 のどさんが釣ったから 2 とぐろを巻くから 3 のどが黒いから
⑤シロイルカの歯は何本あるでしょうか?
1 ない 2 32-40本ぐらい 3 42本から50本ぐらい


左から:しょうきくん、ひろしまはまだ会の山崎会長、なみちゃん、えびすくん、甲冑愛好会のお二人。
浜田に縁のある方、ひろしまはまだ会に入りませんか??
①の答えは1。標高68メールの亀山に築かれたから。
②の答えは1。
③の答えは2。
④のこたえは3。
⑤の答えは2。上と下それぞれ16本から18本ぐらいと言われます。個体差があります。アクアスで見てみてね。
2019,06,20 Thu 20:49





幕間のお話は、岩岡泰信団長でした。
昨年、岩岡団長から作木町・伊賀和志地区の、ブッポウソウの保護活動などのお話を伺った後。
その伊賀和志の観察小屋で、野鳥の会のメンバーと双眼鏡でブッポウソウを見ていると。
なんと、岩岡団長が、軽トラに乗って前を横切って行かれるではないですかっ

慌てて「岩岡さ~ん!」と走り止め、「まさか!」と二人で驚きました。
地元とはいえ、その時間・そのタイミングでお会いできるなんて。。。
よっぽどご縁が深いのですね。
今年も、岩岡さんが愛情をもってお話されるブッポウソウのお話。
あたたかな気持ちが伝わって、お客様から拍手が送られていました。






(観察マナーは守りましょう

さて、伊賀和志神楽団の皆さんは今年。
数年ぶりに「やよし」に取り組まれるそうです。
「鈴合わせ」とも言うこの儀式舞は、複雑でミステリアス。
なかなか練習に打ち込む時間もなく、秋祭りでも滅多に舞われなかったということですが。
11月に披露する場が用意されたことをきっかけに。
世代交代と共に、再度整えていかれるようです。
拝見できるチャンスを探そう。。。
伊賀和志神楽団は、今週末22日(土)に開かれる「第34回布野近郷神楽共演大会・Final」に葛城山で出演されます。
6月22日(土)15時30分開場 17時開演
布野運動公園 詳細

https://www.miyoshi-koiki.jp/news/4/
~第二幕 八岐大蛇~
じじ・ばばの、ほんわかユーモラスあるやり取りが魅力のひとつ。
まるで家の中の二人の会話を聞いているような親しみやすさですが、品があって心地良い雰囲気です。
伊賀和志の大蛇は5頭。
派手やかなフォーメーションよりも、須佐さんとの格闘に重きを置かれます。
真剣勝負の中に、大蛇の「意地」を魅せるためです。
「意地」とは。
怪物・大蛇の恐ろしさや、凄み、または気味の悪さなどを表します。
もともと1頭で舞われたていた時代の、大蛇舞の気概を伝えていきたいと、岩岡団長がお話されます。
大太鼓:藤岡勝美さん、小太鼓:岩岡純二さん、
手打鉦:山田美香さん、笛:坂根菜津未さん。
足名椎:下岡浩之さん、手名椎:岩崎政彦さん、
奇稲田姫:宮本知幸さん、須佐乃男命:岩岡慎治さん、
大蛇:中村哲明さん・岩岡克己さん・佐伯洋哉さん・松田直人さん・河野英幸さん。














写真が苦手とおっしゃる松田さんを巻き込んで、素敵な笑顔ゲット~。
明日の広島神楽定期公演は
上中調子神楽団の皆さんです。
「紅葉狩」「八岐大蛇」。
盛大な2演目、喜んで頂けること間違いなしですね

ご来場お待ちしています。
6月19日(水)18時開場 19時開演
広島県民文化センター(082)245-2311
2019,06,18 Tue 23:05
