

江戸時代以降より「緑井の毘沙門さん」と親しまれてきた権現山・毘沙門天。
こんなに家の近くなのに、初寅祭の参拝は初めてでした。
毘沙門天は、仏法をお守りになる四天王の一人。
七福神として知られ、又「多聞天」ともいい、北方の守護神です。
ご本尊の御開帳は、年に一度。
しかも制限時間あり!


本堂のすぐ上に位置する、多宝塔が・・・遠ーい!
取材では何度か訪れたことがあります・・・車で。

もともと、優れた登山コースとして知られる参道は、露店がいっぱいでした。
リンゴ飴と、さつまいもスティックと、たいやきを買って。
ゆるりゆるりと自分のペースで登って、約20分で仁王門へ到着。


こちらの仁王さん、お顏が怖くありません。


本堂はまだまだ遥か山の上。
参道の、七福神、観音像に手を合わせながら。
灯篭に沿って、階段を一歩一歩。






お互い頑張りましょう、と声を掛け合って進みます。


駒虎が迎えてくれます。


2度の火災の後、1990年に鉄筋コンクリートで再建。


境内は長蛇の列。警察と警備員さんの大きな声が響いています。


般若心経、御真言の後、ご本尊の扉が開かれます。
本堂に進むまで、30分かかりました・・・
力強い大太鼓に、アップテンポな読経はロックな感じだったなー



歩きながら手を合わせて拝むなんて初めてだよ

中央にはご本尊・毘沙門天、向かって右側には吉祥天(妃か妹とされる)
左には丹に禪尼師童子(ぜんにしどうじ・息子の一人とされる)。




強い虎と。百足のように沢山の足をよく動かし、豊かな暮らしを運ぶようにとの願いです。


原爆犠牲者の慰霊のために建てられました。
爆心地に向かって、大日如来と四天王のご尊像が安置されています。






毘沙門さんから借りたお金で商売を繁盛させて。
次の年に返しにおいで、という意味があるのだそうです。
いや~。。。今日は良い経験をしました。
でも今度は、落ち着いた日に行ってみようと思います

2013,02,17 Sun 23:35


今まで見たことのない、新しいスサが登場します。
4人が仕上げてきたスサは。
神話映像の迫力や、お客さんの熱気が相俟って。
役柄を超えて、個の魂を宿しているように見えたそうです。
世宥子先生は鳥肌がたって。
『スサノウに恋してたもんね





1日2人でまわす、過酷なシフトの裏で。
世宥子先生が一番重きを置いたのは、舞手さんの体調管理。
まずは、楽屋に冷蔵庫を設置するところから。
猛暑の中、アスリートの健康管理と同じく、毎日血圧と水分量を計測し。
広島から料理を作っては、早朝に出雲へ向かう。
メンタル面では「スサノウノート」(日記)を作って、その状態を把握。
これによって、一日のうちで一番きつい時間帯への対処や、疲労を最小限に抑えるためのローテーションが組まれました。




主催者が見込む来場者数より、ペースが早く盛況だったこと。
映像館に何度も足を運ぶ、特定のファンがついてくれたこと。
又、大蛇に倒されても、倒されても立ち上がるスサノウはヒーローとなり。
『スサノウ頑張れ!』『かっこいい!』と、子供たちならではの神話の入り口を見つけてくれた姿です。




安堵と、寂しさを実感する世宥子先生は。
『とにかく3人が怪我なく、無事に役目を果たしてくれたことが一番良かった。』
『みんな、今回の経験を糧にして、自分の人生を輝かせてほしい。』
役者さんのことばかり。
後日、一緒に仕事ができた喜びと、感謝を込めて手紙を送ったそうです。
・・・・夏から秋、3時間かかる出雲へ通って。
大変だった、しんどかったと、自分を労う言葉はひとつもありません

今年も、国内外と超多忙。
年末には、祝杯をあげましょうね



2013,02,16 Sat 14:15



ダンサーで構成家、トータルコーディネイター。
広島から発信する平和創作劇「I PRAY(アイプレイ)」の構成演出家でもあります。
ステージのしなやかな世宥子先生は、いつも光に包まれていて。
情熱と愛に溢れた人柄に、男女問わず「惚れてまうやろー!」と人が集まってくるのです。
世宥子先生と私は、同じ1月1日生まれ。
毎年年末に、バースディ・イヴを祝うことになっています



神話博しまねの映像館で上演された、神話映像の振り付けと演出。
八岐大蛇がCGで大暴れし、生身の須佐が登場して戦う、新しいスタイルの舞台でした。




人間の動きを融合させるために、映像の手直しも行われました。


この大掛かりなイベントの全容を把握した世宥子先生は、「これは・・!」という言葉とともに、武者震いしたそうです。
初夏にはスサを務める3人の役者さんが選出され。
本格レッスンを1か月後に控え、体作り、体力向上のプログラムが始まりました。


左から渡辺さん、世宥子先生、伊藤さん、山崎さん。


本格レッスンが始まって。
世宥子先生は出雲に2週間の泊まり込み。
8頭の大蛇を倒すための、剣舞をマスターするため。
ダンサーでも舞手でもなかった、3人の役者さんが経験したのは、破壊的な筋肉痛。
朝9時から1時間半のウォーミングアップで始まり、夕方6時までみっちり。
又、画面が後ろにあるため見えない。
しかもスサの面をつけると足元の視界も限られます。
全ての動きと距離は、音、あとは感覚のみ。
鏡を使いながらの訓練で動きを身に付け、目を瞑っても舞えるように練習を重ねました。


続いちゃうぞ~
※画像は、世宥子先生のfacebookで公開されています。
2013,02,15 Fri 23:59


今年度の小学校の、絵本の読み聞かせも、終わりが近づきました。
今週は、3年生の読み聞かせが最終日を迎えました。
読み終えた後、みんなが起立して『一年間、色んな本を読んでくれてありがとう。』と挨拶してくれて、ジーンときました。
子供たちに沢山のことを教えてもらうのは、私の方。
『4月からは上級生の仲間入り。でもゆっくり大きくなってください。』とお礼を言いました。
とか言いながら、4年生になっても逢えるんだけどね

朝8時過ぎに学校へ行く日は、ハンパなく忙しいのですが。
今日も来て良かった



狂言えほん「しどうほうがく」:講談社

狂言・止動方角のお話。
咳をすると暴れ出すという馬をしずめる呪文「しずまりたまえ、しどうほうがく(簡略)」。
この呪文を使って、いじわるな主人に太郎冠者が仕返しをします。


狂言=野村萬斎さん、と知る子が多く、興味深々です。
「ねぇ どれがいい?」:評論社のベストセラー
子供にとって究極の選択が次から次へと出てきます。
絵もふんわり優しく、ユーモアいっぱいです。

「おとうさんが学校でおどっちゃうのと、
おかあさんがきっ茶店でどなるのと、どっちがいや?」
「どれが いい?へびにまかれるのと。
魚にのまれるのと。わにに食べられるのと。
さいにつぶされるのとさ。」


こどもたちはすっかり、絵本の中です。




こんなこともあるんですね

2013,02,14 Thu 18:42


ほのぼのします~。


厳密には違うそうですね。
ざっくり分けると。
平氏→坂東平氏の一族。
平家→平清盛を中心として、朝廷に仕え続けた伊勢平氏の一門。
平氏>平家。
・・・ (´д`ι)・・・・
神楽見てから、歴史の勉強すれば良かったなー。
余五(よご)将軍・平維茂 ~紅葉狩~ 旭神楽団
天慶の乱から30年後、平貞盛の15男(養子)である維茂の武勇伝です。
余五とは“10を取ってその余りが5”という意味。後に将軍となったのでこう呼ばれます。






能で、神通力や妖力を操る鬼などが持つ手道具です。
鬼女系は朱色で、「道成寺」や「紅葉狩」「黒塚」等々の演目で使われるそうです。


と伺いましたら、速攻でこんなに美しく並んでくださいました

月いち初登場、ありがとうございました!
平家終焉~壇の浦~ 上本地神楽団
太政大臣にまでのぼりつめ、武士の地位を確立し、実力で政権を奪う世を作り出した平清盛。
その出世は、清盛の人柄の良さ。
平安時代の最高の工芸品を納める、厳島神社の建立。
平家納経が出来るほどの財力。
娘たちを天皇の后にするなど、貴族の中で高い地位を得たことなどがあげられます。
「平家物語」一流の歴史本として仕上げられているのは、平清盛の一流の人生があったからです。
※石井誠二さん・文




壇の浦は、上本地神楽団の先輩たちの十八番。
復活後、現メンバーで現在の構成に整え直しました。
毎年5月2日安徳天皇の命日には、下関・赤間神宮にて奉納をされています。




舞方の皆さん勢揃いで、お客さんは興奮されていました!
2013,02,13 Wed 23:06
