

初めて特集を組んだ「神楽・ふるさとの物語」でした。
現在NPOが把握している石見系の演目は、近年創作された演目など合わせると70を超えるとお話しています。
(また調査があると思いますので、ご協力よろしくお願いします)
古来からの演目が、現代で人の心を振るわせるように。
ふるさとを舞う物語が、地域と人を湧かせ、愛着を深めながら。
10年先、100年先まで舞い継がれることを願っての開催です。

第一幕 玖島神楽団(廿日市)~虎菊姫~
廿日市に残る「小田家文書」から取材。
“後家とその娘・虎菊姫”と、先妻の子“右馬次郎”との土地争い。人の欲が引き起こす事件。
およそ20年前、玖島小学校の校長先生が、児童の発表の場のために書き下ろされました。
当時小学生だったメンバーが、玖島神楽団に入団し、主力となってこの物語を育て続けています。
小学校で知った神楽の楽しさが原点かもしれませんね。






右馬次郎は『この地に残り田畑を共に守ろう』と情けをかけますが、二人は都へと旅立ちます。
第二幕 上石神楽団(旧豊平町)~吉川元春~
旧豊平町は、毛利元就の二男・吉川元春の隠居館など数多くの史跡が保存され、元春・縁の地として知られています。
没後400年を記念して作られた、元春の武勇伝。
前半は、元春が吉川家の養子となる前、兄弟と共に元就から授かった三矢の訓の場面。
後半は、日本三大奇襲戦のひとつ、厳島合戦での活躍と、厳島を聖地として守ったことを伝えます。






続くんだよ~。
2012,12,21 Fri 20:23
