

なかなか「てんてこ舞い」の舞台から降りられそうにありませんが。
ありがたいことです。がんばろ。
この夏も神楽で沢山、お逢いしましょう



石見の山中で人身御供の話を聞いた重太郎は、人を食う神は無いと、退治することを決意します。


昨年9月のプレ公演、幕開けは宮乃木神楽団の皆さんでした。
その初の公演の際、お天気がもたらした出逢いがあります。
富山県南砺市(なんとし)から、広島へ修学旅行で来ていた中学生の皆さん。
悪天候により宮島への観光が中止となり、急遽、その代わりに神楽を見に来られたのです。
管沢秀巳(当時団長)にご協力頂き、幕間には生徒さん代表に、衣装を着て所作と口上を体験してもらうという賑やかな会となりました。
そして、後日、宮乃木神楽団の道場へと、生徒さんからお礼の手紙が届いたのです。
地元・富山の伝統芸能とは違う魅力があったこと。
奏楽の軽快なリズムと、歌舞伎を感じさせる舞で、興奮して目が離せなかった等々・・・
『メールなどで簡単に繋がる時代に、中学生たちの手書きの礼状は胸を打ちました。』と、山本貴範団長はお話されます。
そして、今年の9月に、今度は修学旅行の日程にきちんと組み込まれることとなりました。
その9月最初の水曜日は、津浪神楽団の皆さんです。
遠方からの若さいっぱいの感性を、今から心待ちにしています。


~第一幕 岩見重太郎~
この演目が初めて演じられたのは、7年前。
重太郎を演じられるのは、佐々木崇志さん。
舞手としての、この演目の魅力を伺ってみました。
『重太郎の諸国行脚の旅は、父の仇討の旅。
勅命を受けて悪を成敗する使命感とは違うと思うんです。
仇討を天命とも背負う重太郎の心情を、舞っています。』
そして昔は・・と続けられ。
『前半(狒々)と後半(仇討)、同じように力いっぱい手を抜かず、全力で舞っていました。
年々、そうじゃないな、と分かって来て。。。
前半と後半は違った印象を楽しんでもらうのが、この演目の醍醐味ですよね。』
引力が増している岩見重太郎です!




今年もご馳走が入っていると思って『ぐふふっ





狒々を舞う田村和也さん。
『悪狐に比べると、狒々は落ち着きがありませんね

『獣の演じ方・所作は、昔ながらの形があるにはあるが、自分なりの表現が求められると思います。僕は物語の中の狒々のイメージを膨らませて、舞っています。』




つーづーくー
2014,06,16 Mon 22:03
