

比較的、温厚な性質らしい。※画像は円山動物園HPより


今度は、秋のグリーティング切手・テディベア。私も購入したばかり。
偶然が重なりますね。きっと良い気が巡っているのでしょう






『森のくまさんの歌詞って、よくわからんよねー。』
私もそう思っていました!
この曲は、もともとはアメリカ民謡。
1972年、馬場祥弘さんの訳で、HNKみんなのうたで発表され、国民的童謡、エコーソングとして定着。知らない人はいないでしょう。
問題は、2番と3番の歌詞です。
② クマさんのいうことにゃ お嬢さんお逃げなさいスタコラ~
③ ところがクマさんが あとからついてくるトコトコ~
続きは・・・おじょうさん、白い貝殻のイヤリング落としとったでぇ。
じゃあお礼に歌うわね、というメルヘン展開です。
クマさんは、なぜ?何から逃げろと言ったのかな?
しかし、長年の疑問は、アメリカ版「The Other Day, I Met a Bea(他タイトル有)」の歌詞を見ればあっさり解決します。
オリジナルを訳したものをまとめると、こうです↓
ある日クマと出くわした かなりデカいクマに 道の途中で
クマは僕を見て 僕もクマを見た
クマは僕を見定めて 僕もクマを見定めた
クマは言った「逃げなくて大丈夫?だって君は銃を持っていないみたいだから。」僕はクマに言った「そりゃいい考えだ 早速逃げるとしよう。」
僕は走って逃げ出した でもすぐ後ろにはあのクマが
道の先には木があった ありがたい
低い枝でも3メートル 運にまかせて大ジャンプ
(中略)
倒れかけながらも なんとか枝をつかめたんだ
僕の話はこれでおしまい これ以上は何もないよ
またどこかであのクマに出くわさない限りね
※「ドナドナ研究室」参照。
うわ~っ

奇跡体験アンビリーバボー“九死に一生スペシャル”っぽいです

主人公の男の子は、命からがら、クマから逃げ切ったんですね

要するに。
逃げなくて大丈夫?(Why don't you run?)だって君は銃を持っていないみたいだから(Cause I can see, you have no gun.)という、クマのアメリカンジョークをバッサリ落として。
訳詞といいつつ、後半はほとんど作詞した、馬場さんの仕業、ということになろうかと思います。
まぁ、そうは言っても。子供たちが可愛らしく発表する歌としては、やっぱり日本語版の歌詞がしっくりくるような気がしますよね



※画像はwikipediaから。
2012,10,11 Thu 20:29
